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大学入学後にうまくいかなくなるのはなぜ? 発達障害のある学生の大学生活
入学後の様子の変化 高校までは比較的順調に過ごしていた学生が、大学に入学してからうまくいかないことが多くなるケースがあります。 保護者から見ていて、大学入学当初は「順調かな?」と思っていたら、しばらくすると家に帰ってきても部屋にこもりっきりになったり、大学のことを聞いても「うーん」などと言ってあいまいにしたりというところから違和感を覚える場合もあるかもしれません。 保護者の方から見ると、「なぜ大学に入ってから急にふさぎ込むようになったのだろう」と感じることがあるかもしれません。 体調が悪いのではないか、何かトラブルに巻き込まれているのではないかと心配になる保護者の方もいらっしゃると思います。もちろん、医療的な対応や緊急の支援が必要なケースもあります。ただ、私がこれまで見てきたケースでは、高校と大学の環境の違いに戸惑い、困りごとが大きくなっている学生が少なくありませんでした。 大学で求められる「自主性」 高校までの生活は、比較的わかりやすい構造の中で進んでいきます。 時間割はある程度決まっています。 クラスや担任の先生がいます。...
ConnectU
6月22日読了時間: 7分


発達障害のある大学生にとっての「合理的配慮」と親にできること
発達障害と環境 発達障害の多くの困りごとは、生まれ持った特徴・特性が、世の中の多数派の考え方やルール、行動様式とマッチしにくい、つまり「ズレ」があることにより生じると言えます。 この環境との「ズレ」があるからこそ、生活や学業での苦労が生じます。 大学生活の中でも、履修登録をする、先生や同級生とコミュニケーションを取る、締め切りまでにレポートを提出する、試験を受ける、発表資料をまとめてゼミで発表する、就職活動を進める――こうした一つひとつの場面において、「環境」との「ズレ」が存在しえます。 例えば、履修登録は、多くの場合、「学生が自分で講義内容、必修科目、進級要件、無理なく履修できるコマ数を確認し、期限までに登録できる」ことを前提に設計されています。つまり、履修登録のシステム自体が、ある程度の見通しを立て、複数の条件を整理し、自分で判断できることを前提とした「環境」になっているのです。 多くの学生にとっては、この仕組み(=環境)は大きな問題ではないかもしれません。しかし、「複数のことを並行して考慮することが苦手な特性のある学生」、「見通しを上手に立
ConnectU
6月17日読了時間: 6分


はじめまして。発達障害のある学生の進路と自立を支える「コネクトユー」です
はじめまして。 発達障害学生支援 コネクトユー代表の藤川です。 私はこれまで、発達障害やグレーゾーン、コミュニケーションの難しさを抱える大学生・専門学校生の支援に携わってきました。学生本人との面談、就職活動の準備、保護者との相談、大学・学校関係者への助言、教職員向け研修などを通じて、進路選択や学生生活、社会への移行を支える仕事を続けています。 2025年に出版した著書「発達障害のある大学生のための自立ナビ」では、発達障害のある学生が大学生活から就職活動、そして社会に出ていくまでの道のりを、できるだけ具体的に整理しました。 このブログでは、書籍で扱った内容をもとにしながら、発達障害のある学生の進路、自立、就職、コミュニケーション、支援の受け方などについて、少しずつ書いていきます。 「本人の努力」だけにしない支援 発達障害のある学生の困りごとは、しばしば「本人の努力不足」や「経験不足」として見られてしまいます。 たとえば、次のような場面があります。 ・授業や課題の予定をうまく管理できない ・先生や職員に相談するタイミングが分からない ・就職活動で何か
ConnectU
6月16日読了時間: 5分
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